劇場版ナオト、いまもひとりっきり(映画作品)

数日前に上記の文春オンラインの記事を見てからこの作品の予告を目にしましたが、短時間なのにも関わらず、原発事故で無人になった富岡町に一人で残って、町の人々に見捨てられた動物たちを淡々と世話し続けるナオトさんを拝見して、もうそれだけで心を打たれてしまいまして^^;

これは絶対に観に行きたいと思って日程を調べたところ、今月の25日に放映予定の筈が、東京では25日に2回で終了し、その後は神奈川の関内に飛んでしまうらしく^^;

海外、特にフランスではものすごく注目されておられるナオトさんのご活動は、国内ではやはり若干異端視する方もいらっしゃるようで、また、大企業に遠慮して、こうした作品も放映されずらい側面があるのかもしれませんね。(逆に、時間を作ってぜひ、観に行こうと思いました☆)

でも、ネットで調べておりましたところ、前作「ナオトひとりっきり」がアマゾンプライムで放映されているようでしたので、早速拝見してみました。

ナオトさんの周りには、共感してくれる方々が集まってくるし、当時はですが、かなりお若く見えるお父さまもご健在で、海外の原発反対運動にも呼ばれて赴いたり、海外の方々もナオトさんの家まで会いに来たりと、この方ご自身は自然体に、動物たちの世話を淡々と行っているのですが、やはり高く評価する方は何気に多いのではないかと思われます。(電気が停止されている時もご自分でドラム缶風呂をセットして入ったり、蝋燭で暮らしたりしていらっしゃったようで、中村真夕監督は福島のクロコダイルダンディと呼んでいるらしく^^;)

牛は脱走した野良の雄がいて、柵に忍び込んでは交尾してしまうので、複数の雌が妊娠して、嫌がおうでも増えてしまうし、(2匹から1匹に減ってしまいましたが)駝鳥がいたり、野良猫・野良犬・野良イノブタと、ジャングル化というのか、豊かに育った植物群の中に生き物たちの生死が絡み合い、でも人間はほぼナオトさんだけと、改めて拝見すると物凄い世界にもなっていて。

最後に出てくる、満開の花が実に華やかに咲き誇る無人の桜並木も非常に印象的でした。(あまり関連性がないかもしれませんが、ウィル・スミスのアイアムレジェンドを思い出したかも。)

色々な考え方の方がいらっしゃるのでしょうがいちおう、日本人だったら皆さん1回ご覧になってみるといいのかもしれないと思いまして、ご紹介させていただきました。前作だけでもぜひ☆