東京春音楽祭2023のマイスタージンガーに行ってきました^^。
プログラム詳細
日時・会場
2023年4月6日 [木] 15:00開演(14:00開場)
2023年4月9日 [日] 15:00開演(14:00開場)
東京文化会館 大ホール
出演
指揮:マレク・ヤノフスキ
ハンス・ザックス(バス・バリトン):エギルス・シリンス
ファイト・ポークナー(バス):アンドレアス・バウアー・カナバス
クンツ・フォーゲルゲザング(テノール):木下紀章
コンラート・ナハティガル(バリトン):小林啓倫
ジクストゥス・ベックメッサー(バリトン):アドリアン・エレート
フリッツ・コートナー(バス・バリトン):ヨーゼフ・ワーグナー
バルタザール・ツォルン(テノール):大槻孝志
ウルリヒ・アイスリンガー(テノール):下村将太
アウグスティン・モーザー(テノール):髙梨英次郎
ヘルマン・オルテル(バス・バリトン):山田大智
ハンス・シュヴァルツ(バス):金子慧一
ハンス・フォルツ(バス・バリトン):後藤春馬
ヴァルター・フォン・シュトルツィング(テノール):デイヴィッド・バット・フィリップ
ダフィト(テノール):ダニエル・ベーレ
エファ(ソプラノ):ヨハンニ・フォン・オオストラム
マグダレーネ(メゾ・ソプラノ):カトリン・ヴンドザム
夜警(バス):アンドレアス・バウアー・カナバス
管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
曲目
ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(全3幕)[試聴]
上演時間:約5時間30分(休憩2回含む)
席は7割位埋まっている感じで、ワーグナーにしては少し観客が少な目で残念。まだコロナ禍の影響があるのかな、といった感じでしたが、演奏は本当に、本当に素晴らしかったです^^。今は指揮者の時代ではないと言われて久しいですが、やはりマレク・ヤノフスキ氏の指揮は凄いと思いました。序曲と第4幕で少し盛り上がる時のリズムが不安定に感じることもありましたが、そんな次元では測れないほど高いエネルギーが出ていて、最近の溜まり切った疲れ(笑)が吹っ飛びました。
(※写真はカーテンコールのみ撮ってもよいとの許可がありました※)歌手さんは自分にとっては比較的若手に感じる方が多く、存じ上げない方ばかりだったのですが、皆さんそれぞれ実力派で、特にポーグナー親方とワルター役の方の声が素晴らしい。また、ベクメッサー役のアドリアン・エレートさんという方が、これまで見たことがない、どちらかというと痛いコメディアン役のベクメッサーを実に、洗練された身のこなしとイイ声で何か別の、魅力あるキャラクターに見せてくれていて、素晴らしかったです。
また、お写真のようなシンプルな演奏会形式で、とにかく良い演奏と歌に意識が集中できたのが興味深かったです。(むしろ、本当にイイ演奏だとこれで充分かも。)オペラ形式になると、もっともっとチケットが高くなることもあって、ワーグナーのオペラはこういう形式がもっと増えるといいのかも、と思いました。何かこれまで体感したことがない位、(ワーグナー演奏の中では)波動が高く、こころが洗濯される感覚がありました^^。ご興味おありの方はぜひ、9日も行われるようなので、検討してみるといいかもです。
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