先日触れた「すべては導かれている」著者の田坂先生の本、図書館で見つけましたので、ほんの少しだけ覚書しておきますね。
対談をまとめた内容。器が小さく、底の浅い人間は外面的な性質(ペルソナ)が硬く、一面的である場合が多く、逆に器の大きな、深い人間性を称える人間はその精神の中に沢山の人格が育っており、特に大きな仕事を任される経営者などは、当たる状況や人間によって常に人格を入れ替わらせて物事に対処しているらしいです。
人間には誰しも多重的な要素があって、そこに気づいてマネジメントをしてゆくことによって、観察者としてのもう一人の自分と、新たな才能が育ってゆきます。人格=才能。
(多重人格自体は病気ではなく、要素。自分を客観視できていない状況で人格が安定しない場合は、病気という判断基準のようです)
人格=才能、というのは思いもしなかったけれども、改めて考えてみると、何でも物事に取り組む際に、確かに接する人や状況によって「〇〇モード」になる、という表現の仕方をしていたことに気づきました。多重になるには、人や状況への半端ない共感力が必要で、その基になるのは興味や関心になるのかもしれません。とても興味深い本でした^^。
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