能力を磨く

今、田坂広志先生の本を学習中なので、覚書代わりに書いておきます。

副題が「AI時代に活躍する人材『3つの能力』」というもの。箇条書きでわかりやすく書いておこうと思ったのですが、中途半端にふつうの感想文になってしまいました^^;。

人間ができて、AIがまねできない能力は、人間味以外ないのだろうな、と思っていたので、その確認のために読んでみたのですが、それ以上の具体的な生きる戦略のようなものが書かれていて、とても興味深かったです。

田坂先生のお言葉は、常に人間としての基本の部分を語っておられるのですが、厚みと迫力があるのは、やはり先生のご苦労や経験値が半端なかったからかもしれません。毎日夜に自分自身と向き合って、ノートをつけ、体験的智恵を深め、それを新たな分野に、必要になったときに広げ、その体得した(知識ではなく)智恵を部下や若者に教えて繋いでゆきます。

大変な思いをしている同僚やプロジェクトメンバーに、全力で共感し(「聴き方」が紹介されています)、正しいリーダーシップを発揮する。

心のマネジメントとは、心を管理することではなく部下やメンバーが共感力を生かし、互いに協力しあって優れた仕事を成し遂げられるようにすることと、仕事に意味と意義を見出し、働き甲斐や生き甲斐を感じられるようにすること。突き詰めると、先生の仰っておられることは若干使い古された言い方をしますが「愛」の話に思えました。

ところでAI時代にどう生きるか、というトピックは、高名なユーチューバーの方の動画も何名か分か拝見したのですが、この本に書かれていることと似ておりますので、動画ではなく、しっかり文字で読んで昇華したいという方は読んでみるといいかも☆