田坂先生シリーズです。沢山出版されているので、びっくりですが、これまで読んだ著書の中では一番響きました。
完璧な人間を目指すのではなく、自分の欠点をしっかり認め、相手に関心を持ち、嫌いな人ほど評価できる点を探す、と、やはり人間の基本というか、正道が説かれているのですが、先生ご自身の人間関係のエピソードがいちいち暖かく、じわっときました。いちおう、覚書しておきます。
<心を磨くための技法>
第1の技法:心の中で自分の非を認める
第2の技法:自分から声をかけ、目を合わせる
第3の技法:心の中の「小さなエゴ」を見て埋める
第4の技法:その相手を好きになろうと思う
第5の技法:言葉の怖さを知り、言葉の力を活かす
第6の技法:別れても心の関係は絶たない
第7の技法:その出会いの意味を深く考える
<響いた部分を一部抜粋>
※人生における人との出会いは、すべて、自分という人間の成長のために、あたえられた出会いではないか、という視点※
この人との出会いを通して、そして、この痛苦な体験を通して、
いま、自分が人間として成長するべき課題は何か?
いま、何を学べと言われているのか?
いま、何を掴めと言われているのか?
※「不幸な出会い」と思えるものにも、必ず、深い意味がある、という視点※
それは、ときに、自分が1人の人間として成長するための、大切な体験を与えてくれる。
そしてその真実に気がついたとき、我々の人生の「風景」が変わる。
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