人生態度とは、幼児期に、主に両親との関連性において3~7歳くらいの間に出来上がる自己と他者への最も基本的な概念です。
人生態度は①自己肯定・他者肯定、②自己肯定・他者否定、③自己否定・他者肯定、④自己否定・他者否定の4つに分かれます。一般的には①の自己肯定・他者肯定(私はOK あなたもOK)のスタンスでコミュニケーションをとると、暖かで豊かな人間関係につながりやすいですが、たいていの方は②から④に当たるようです。
①自己肯定・他者否定(私はOKあなたもOK)
:自分のことも相手のことも大切に尊重できる関係性。
②自己肯定・他者否定(私はOKでもあなたはOKでない)
:優劣をつけたがる傾向があり、相手よりも自分が優位に立っていることが前提の関係性。
③自己否定・他者肯定(私はOKでないがあなたはOK)
:優劣をつけるが自分が相手よりも下という順位。若干の悲しみが混じった関係性。
④自己否定・他者否定(私もあなたもOKでない)
:自分も他人も好きになれない。つながりから切り離された、見放された感のある関係性。
TAセラピーでは、心理テストも交えて、クライアントの日常はどの傾向にあるかを把握したあと、どうしたら①に近づけるかを検討してゆきます。
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